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stay home

某世界的流行の案件により仕事のあり方が変化し、「ステイホーム」や「テレワーク」という言葉が定着していますが、私自身にとってはこれが通常の仕事の業態ですので、まだストレスの少ない暮らしが出来ているような感じがします。
マンションやビルの中で仕事をしたり、生活していたとしたら、耐えられなかっただろうと思います。

本日のステイホームごはん。
有機のグリーンピースともらったたけのこで、ご飯を炊きます。
有機だからこそ、剥いたサヤも一緒に炊き込むと、風味が増すように感じます。

近所のスーパーでのお買い物も混雑しなくなったので、ゆったりしています(チラシの折込宣伝をしなくなったので、特定の曜日や時間に人が集中しないという、素晴らしいアイディア)。

以下に書くことは、私の仕事からの視点です。
スーパーのチラシの折込がなくなったということは、データ制作費用、印刷費用、折込費用すべてもいらなくなったということです。
その費用をかけ続けてまで売上の増加を取るのか、必要なものだけを買って確実に無駄なく使い切ることを良しとするのか。

私はやはり、後者を推したいと思うのです。
本当に必要なものだけをしっかりと買う、気に入ったものを買い続ける、使い続ける。
また、納得のいくものを作ってくださる企業や人のものを買うことで、その人たちを応援したい。
心が満たされるような消費行動を取りたいと思っています。

ですから、デザインというお仕事に関しても、そのような商品を企画し、販売していく方のお手伝いをしなければならないという気持ちが芯にあります。日々の暮らしやご飯が、私の会社の企業理念を作っているのです。

さて、私の仕事は座り仕事が長時間になりますので、時折、近所を歩き回ります。
田んぼの畦に季節遅れの蕨を発見。使い切るのにちょうどいい量なので、柔らかい部分だけを折り取って、さらにうろうろ。


お隣のお母さんもストックを使ってのお散歩中…そのストックに紛れて、なんとコサンダケが(笑)
お互いに笑って挨拶したら、一本いただいちゃいました。

アクのないコサンダケが一本あれば、ワカメとのお味噌汁にとても助かります。
出汁はたっぷりありますしね…。

というのも、現在、猛烈な追い込みで仕上げにかかっているのは、なんと「かつお節」のパンフレットなのです。仕事だからこそ、日頃は手を出さない種類のかつお節や出汁も料理に取り入れて、風味の違いを楽しんでいるのです。

無事に撮影も終了して、後はとにかく編集あるのみ。

鹿児島にはかつお節の大きな産地があり、私の暮らしにも欠かせない大切な存在です。
今の時期だからこそ気づくことが出来た、自分の身の回りの食の豊かさに感謝を込めて、丁寧に仕上げに向かってゆきたいと思います。