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引きこもり人間

引きこもり体質の人間の本領を発揮した私の年末年始。
自分自身のアップデートのための手配を進め(ちょっと大きな決断をしまして…素敵なものがやってくる予定…!)、外出は控えて、真面目に引きこもっております。

仕事の付き合いの飲み会も、年に一度の忘年会も、誘われるものを片っ端から断り続けて10数年。(←最初の数年、ひたすら断り続けると、本当に誰からも誘われなくなります…笑)
この状況で夜の飲食にまったく出ないのは、私にとっては「通常運行」。
自営業者としていかがなものかと言われそうですが、体調を崩さないというのが自営業者の本懐ですからね。
健康第一。

朝から晩まで誰とも言葉を交わさず、自分の中からアイディアを引き摺り出し、黙々と作るというトレーニングを学生の頃から積んでいるんですから、デザイナーという「他者と関わりながら仕事をする人」にならなかったら、ほんと、私の人生どんなことに…。

これでも、十分に、社交的になっているのですよ。

という言い訳はこれくらいにして、仕事しながら暮らしのちょこちょこを同時並行できる自営業は、なかなか私に合っているようです。

有機野菜が豊富に買える環境にありますので、残ったキャベツ、皮を少し緑にしてしまったじゃがいも、無農薬&無殺菌剤で育ったエリンギをざくざく。
「野菜のおかげ」という魔法の粉を振りかけて、水を半分くらい入れて後は火にお任せ。

火が通ったら、トマト缶半分と茹でたブロッコリ。
馴染んだら器によそって、オリーブオイルを回しかけて胡椒をがりがり。

おやつにはChanaannさんの抹茶と栗のシュトレン、ドイツから飛んできた手作りシュトレン。脳がぱつぱつになったら、素敵な甘いものを。

お飾り用のお餅も毎年自分で作るのですが、使うのは小さな餅つき機なので気楽なものです。
自分の家の玄関、お仏壇、仕事場、実家にも3組くらい届けなきゃねと数えていくと、おままごとみたいな餅つきが、一年の気持ちの節目にもなってくれる気がします。

つい疎かになりがちな、日々のこと。
気持ちが騒ぐニュースもたくさん押し寄せてきます。

一人ひとりの心も、たとえ平気な顔をしていても、ふとしたことで折れてしまうかもしれません。
こんなに世界中が変わってしまって、誰もが初めての状況に、気が抜けずにいるのですから…。

リビングからは、大好きなブルー系の花がいつも見えるよう、お気に入りの植木鉢に冬の寒さに強い花を。

どうかおだやかに心を保ち、ていねいに作り続けられますように。

まずは、自分を大切に。
いちばん近くにいてくれる人を、とにかく大切に。

私の2021年は静かに動きはじめています。