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関西ショートトリップ part.1

海外に暮らしている友人が帰国しているタイミングに合わせて、関西へ飛んでいってきました。
実は私、関西はまったく土地勘がないのです。
気の利いた予定も見当がつかず、行きたい場所もなく、前もって友人とメールで連絡を取り合い同じホテルを予約しておいて「夕方5時くらいにロビーで!」という、なんともざっくりとした約束でした。
日本人どうしだったらもっとこまめに相談し合うのかな?

(いや、彼女も私も日本人だ…)

目的はこの再会だけ。

前後はまったく持ってノープランだったのですが、なぜか直前に某リコーダーメーカーよりデザインお仕事のご依頼が飛び込んできました。

今まではいちアマチュアユーザーとしてたまに顔を出すだけだったのですが、いつもの私のパターンで「実はデザイナーだったんですね!」と後から驚かれる、というやつです。
リコーダーにやたらと詳しいデザイナーというのはそうそういない、とも言われてしまい…(笑)
今までの状況をカウンセリングして、出来るところから広報のお手伝いを開始することになりました。
これからは遊びに行くのに「仕事」がくっつきます。


大阪の職人さんがひしめく界隈。リコーダー製造工場近くのうどん屋さんで、お出汁がしっかり効いた「腰の強すぎない」手打ちうどんをご馳走になりました。
腰があればいいってもんじゃないんです、うどんは。
「鴨南蛮」がなぜか「鶏」だったけど…。

そしてそのまま夕方、ちゃんとホテルで友人と再会。
滋賀牛と滋賀野菜の食事を頂きながら、暮らしのこと音楽のこと、日本の気になるところなどをとりとめもなく話し、一夜明けたら朝食ブッフェでしっかり食べながらお喋り。
その後、初対面の女性とも合流して、ただ話をするだけの時間のなんと楽しかったこと!(関西での楽しみって、関西の人とのお喋りなんじゃないかと、ふと思いました。)

そして、あっさりと「じゃ、またね!」と駅で解散し(このあっさり加減はどうしたことでしょうね)、私は兵庫県立美術館へ。


前夜、ホテルの部屋で検索し「サヴィニャックが来てるんだ!」と気づいたのでした。
ノープランにも程がありますが、こんなのもいいよね。
細かく予定なんて立ててなくても、ちゃんと私の前にサヴィニャックが現れるんだからさ。


せっかくなので美術館から三宮まで歩きます。
想像していたよりもずっと…味気なくてつまらなかった(笑)
唯一目に泊まったのは、マンションの脇に生えていた小菊の花壇と、降り積もった落ち葉くらい。


一人旅気分を満喫すべく、三宮からポートライナーで神戸空港。そこからシャトル便で海を渡って関空へ。乗船時間はわずか30分。
「この手があったか!」と自分でも驚いた移動手段でした。

自分だけの自由時間なので、乗ったことのないものを選んで喜んでいたのですが、やはり土地勘がないので移動時間の感覚(間隔)が合っているのか…ちょっとドキドキでした。


海から入る関空はとても新鮮で、しっかりと最後まで旅人気分を味わえた一拍二日でした。

そしてなぜかまた、もう一回、週末に大阪です(笑)
今度はどんな旅になるのでしょう。
私は何をしに行くのでしょう?