デザインという仕事は「どう文字を並べてゆくか」が最終的なポイントではないだろうかと、仕事の経験が長くなればなるほど実感するようになりました。
ちょうどいい大きさで、対象にぴったりの素敵なフォント(書体)で、文字と文字の間を程よく保ち、文字の行間も空きすぎず詰まりすぎず。
アルファベットが意味もなく置いてあったり、目が素直に追えない文字組みをしているとか、いちいち許せない私がいます。
ここ日本では、野菜を流通させるためにプラスチック製のフィルム袋が使用されます。
どうにか外せないかと…量り売りとかしたいですよねと、クライアントさんとはずっと話をしていて、いつかはそこへ向けて進むべきだと納得済み。
でも、大きく流通させるためには、この薄い一枚のフィルム袋でデリケートな野菜を守ってあげなくてはなりません。
マルシェスタイルの店頭販売では、たくさんの野菜を新聞紙でくるんだり、紙袋を活用したりと、かなりいい感じになってきています。
現場のスタッフが手を動かしてくれて、野菜たちが素敵に並ぶ姿を嬉しく思いながら、フィルム袋もせめてシンプルに…とデザインしてみました。
これからようやく寒さが増してきます。
有機の葉物野菜がおいしい季節の到来です。
しっかり食べて、この冬を乗り切らねば…!