こちらはお茶の下堂園さんの直営店舗〈らさら〉さんの情報紙です。
春の新茶の時からトーンを柔らかく変化させ、より暮らしの中に溶け込むお茶を提案しています。
賑々しい歳末商戦というわけには行かないぶん、冬のきりりとした美しい山茶花の日本画を表紙に（下村貢先生には大変お世話になっております！）、ほっと温かいお茶のシーンをたくさん配置。
さらに今回は、前出の〈丸俊〉さんとのコラボレーションをご提案して、お茶漬けレシピも考案させていただきました。
それぞれの素材を持ち寄ってのお茶漬け試食会はとても楽しく、お茶の種類を変える毎に「あ、これいいですね！」と発見の連続でした。
お茶の選択と入れ加減、濃さを調整するだけで、お茶漬けがどんどん美味しく変わってゆくのです。
とても相性のいい「お茶とかつお節」、さっそくお互いの店舗での販売につながったのは嬉しい展開でした。
組み合わせが決まったら、後は撮影に進みます。
ちなみに撮影場所はうちのちゃぶ台。
今回は調理と撮影まで私が。
終わってから一人で全部美味しくいただき、おなかいっぱい！とか言いながら「なんて贅沢なお仕事なんだろう…」と思うのでした。
ライターさんが書いてくれた表紙の一言は「ささやかな日々に お茶をそえて」。
日々の暮らしを大切に重ねること。
その上に立ってこその仕事だと、あらためて心に誓うお仕事でした。