0

仕事部屋を快適に

鹿児島県から週に一回、500円のクーポンが配信されています。

私はどうも感染症対策の一環としてのバラマキっぽい企画に賛同できず、旅行クーポン販売開始で大行列とか、とりまとめをしている代理店や大手のフィルターが見え見えで、毛嫌いすらしていました。
業種をあまりにも特定しすぎていて、その金額が大きすぎて、日常的な感覚が欠如していると。

そんなところに、日頃よく顔を出しているお花のNelkeさんから、このクーポンの登録方法と使い方を教えてもらったのでした。
使える飲食店がかなりたくさんあります。
週に一回、自分の身の丈にあった使い方ができて、ちょうどいい。
もちろんNelkeさんでも使用可能!(残念なことにお花屋さんは、ほんの数件の参加店数しかありません…)

おかげさまで「たまには自分のためにお花を買おうかな?」と顔を出しやすくなりました。
夏場で我が藪庭もすっかり飲み込まれ、涼しげなお花を眺めながらの仕事場は目にも快適です。

さて、私が今、どんな場所に引きこもっているのかと申しますと。

私の仕事は精密機器であるMacを中心に揃えているので、ここに暮らすようになった当初からエアコン完備。温度も湿度も程よく快適な環境なので、自然と楽器もこの部屋に保管することになります。
Macの巨大モニターの向こうにはこんな光景が(笑)

プリンターを使うときにはもちろんロマネスクハープは移動させますが、ここに置いておくとうっかり触れてしまう事もなく安定しています。
このハープとバス・ガンバくんはどちらもドイツ生まれで、作家さんが知り合い同士というのも、また不思議なご縁です。
湿度の高い日本で、ほんとうに申し訳ないです(笑)

この弦楽器のいいところは、指先でぽろぽろと音が出せること。
雨の日や夜は、自然と弦楽器に手が伸びます。
吹くことで音が出る管楽器は…私の感覚としては夜向きではありません。

子供の頃は「夜に口笛を吹いたら蛇が出る」とか言われていたので、うっかり間違えて何かを呼び寄せそうな気もします。

そして、作業する私のすぐ脇、こちらにはニョキニョキとリコーダーが生えています。
足元には床柱のようなグレートバスも寝ています。

自分で試奏して買い求めたものもですが(旅先で買ってくることがよくあります)、コンサート用にお借りしているもの、「吹いてあげてほしい」と長く預かっているものもあり、こうして眺めるとなかなかのファミリーです。

自宅で過ごす時間が長くなってくるにつれて、この部屋にやってくる楽器が増えました。
音楽をやる人あるあるかもしれませんね。

仕事の手が15分空いたらちょっと吹いとくとか、大きめのデータを送って一区切りしたら、次の仕事の間に1時間の休憩と称して弦楽器の調弦をしてみるとか。
とにかくどの楽器も、仕事と同時並行して満遍なく息や手をかけていきます。

ここに来て、また一段と人と接することを意識して避けなければならない状況になっています。

それでもまたいつか、誰かと会う時のために、音楽でご一緒する時のために、この仕事部屋でたくさんのクリエイティブな時間を過ごしておこうと思っています。

こうした日々の積み重ねは、自分の愉快な未来につながっていますから。