今年もお茶の下堂園さんの新茶一式を制作させていただきました。
まずは、「新茶のご予約案内とご予約特典のお知らせ」をセットで仕上げます。
その後にできたての新茶を味わっていただけるよう、サンプルを添えて「新茶到来」をお出しします。
今回は通常の制作に加えて新茶の無料個包装パッケージを制作したり（前田陽子さんにイラスト描き下ろしをお願いしました！）、自社有機農園ビオ・ファームのパッケージを一新したり（ブランドキャラクターを“やぶぱん”こと日本画家の薮下育絵さんにお願いして、面白い世界観が動き出しました）と、色々なことを同時進行しながら新茶に向かって走っておりました。
下堂園さんがどんなお茶を販売しているのか、私の中にはすべてのデータが蓄積されているので、下堂園さんサイドから整理された原稿が出てくるのを待ったりはしません。
お互いに初っ端から遠慮なく「今回はこんな感じで推していきます？」「このギフトが評判いいのでもっと売りたいんですよねー」などなど、ラフ（割り付け）を眼の前で手早く描きながら「じゃ、こんな感じで行きましょう！」でスタートです。
その場でカメラマン（仕事の早い人気者なので捕まりづらいのです）の撮影日を押さえることも忘れずに。
撮影の場ではSNS担当の方も交えて、全員が欲しい画を作るべく楽しく仕上げていきます。シャッターを切るばっちりのタイミングでお茶を入れてくれる方もスタンバイして、次々とおいしく香り高いお茶が注がれていきます。
カメラで切り取られた素敵なシーンをデータでもらって、そこからは私のひたすら孤独な集中作業です（笑）
お茶（特に緑茶）というとなんとなく売り方のイメージが固まってしまいがちなのですが、写真やデザインや添えられる言葉から「下堂園さんって、楽しそうなお茶屋さんだな」「作っている人たちがお茶を楽しんでるな」ということが伝わるといいな…と思いながら、作らせていただいています。