いつのまにか音楽に関するお仕事が増えてきています。
この夏からケルトハープ奏者、志村由希子さんのCD製作に関わらせていただいており、11月に入って無事に完成しました。
デザイナーという仕事は「つくり出す人」「生み出す人」「表現する人」など、その人の思いをどう見せるかが問われる仕事です。
一目見て手に取ってもらえるかどうか。
目が合った一瞬で決まると思っています。
「あなたがしっかりと音楽と向き合うことで、きっと本業にもいい影響があると思う」。
そう言ってくださったのは、今も愉快な交流が続く、演奏家の守安功さんです。
引き受ける仕事のジャンルは違えど、一人で集中して楽譜や練習に向き合う気持ちや、本番を楽しむための集中力みたいなものは、美術からの積み重ねに加え、音楽によって更に鍛えられたのではないかと思っています。
志村さんのコンサートや演奏活動の場で販売されるそうですが、どこかCDショップで並んでいるらしいという話も小耳に挟みました。
私が初めて志村さんにお会いして感じたのは、芯の強さあっての優しさでした。ふわっとした「癒しの」みたいな感じではなく、意志を持ったデザインにしようと、このデザインを提案させていただきました。
どうぞたくさんの方の心に届きますように…。