新茶の季節に合わせて「らさらの時間 season.33」が完成しました。
16ページのこの「らさらの時間」。お茶商品のご案内よりもたくさん割り当てていたのが、お茶を飲みながらほっと読めるような、写真を眺めるだけで心が満たされるような、そんなページでした。
売る気満々ではなく心地良さを最優先にするという、贅沢な事をさせていただいていました。
初めてお仕事をお声掛け頂いて、内容もまったく定まらないまま突如始まったのが2008年10月の「Lasala Times」。
表紙のイラストは今や大人気の江夏潤一さんでスタート。
途中で形態を変更してからは、カメラマンの東花行さん、表紙イラストは波多野光さんにずっとお世話になりました。
きちっと商品説明もするかと思えば、写真に合わせて変幻自在に言葉をあやつり、世界観を書き分けてくれるライターの中野亜紀さんとは、10年ずっとチームを組ませていただいたことになります。
一杯のお茶から広がる世界を見つめ続けたこと、また、現場の方ともたくさんご一緒出来たこと、仕事として引き受けてはいましたが、確実に私自身の暮らしのあり方にも大きな変化を与えてくれました。
2019年初夏のこの号をもって、「らさらの時間」は終わることになりました。
毎回の編集をめいっぱい楽しみながら、気がつけば10年も作らせていただいたことに驚き、ただただ感謝するばかりです。
ありがとうございました。
これからもますます素晴らしいお茶の世界が広がり、深まってゆきますように…。
お茶の下堂園/らさら 荒田本店
鹿児島市荒田1丁目38-10
営業時間/10:00~18:00
定休日/第2・4月曜日 毎週火曜日