枯れ果てた自宅の藪庭に唖然とするを通り越して、「うーん、これぞ日本の侘寂か…」と心の声が聴こえる最近です。
言葉のとおりに侘びしく寂れておるぞ。
10月15日のレストランのオープン後も仕事（他社の案件ももちろん）は休まることなく、されど空きを突いては一人で小旅行に出たり、コンサートをやっていたりと、我ながら絶妙なスケジュールを組み立てながら過ごしておりました。
一人でさっと考えて、すぐに動くこと。
私にとって、ストレスを溜めない一番の方策かもしれません。
私は、目の前のことを順番に、一つひとつ済ませてゆくことでしか、物事は解決しないと思っています。
「うわ、やだな」とか「困ったな」と思った瞬間に、自分でその場で解決を試みることが、結局いちばんの早道で、自分自身もスッキリした気分になれます。
人に聞こえるように言うだけ言って、自分は手を動かさないんじゃ、だめよねぇ…と思うのです。
似たような性分の知人と「私たちは口うるさい仲居頭か」と、よく笑い合っているのですが、今期の朝ドラ「スカーレット」が実に秀逸。テレビの前に正座して「そうよね！ そうですよね、大久保さん！」「えらいよ、きみちゃん！」と、スッキリさせてもらっています。
自分に与えられた一日、24時間を、どれだけご機嫌に過ごすか。
困ったことを誰かにやってもらうとか、言葉で訴えるよりも、自分で手を動かしてみたほうが答えが出てしまうことも多いと実感する毎日です。
森のかぞくの植栽計画も進行する係ですが、我が家の侘寂藪庭にも潜り込んであげなくては…。
自分の手で、慈しむ。
何事に対しても、そんな気持ちで暮らしていけたらいいな。
我ながらよく頑張ってると思います（笑）
えらいよ、はなちゃん！